mo'better sights.

what can happen on the average beautiful day, you never know...
<< July 2010 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
 
CATEGORIES
ARCHIVES
RECENT COMMENT
LINKS
PROFILE
 
ノボリトアートプロジェクト#3


今年も始まりました、ノボリトアートプロジェクト。
昨年も撮らせてもらって、今年も撮らせてもらう事になりました。
仕事ではありますが、普通の仕事以上に盛り上がってます。
自分たちの住んでいる町をただの居住地、消費活動の場としてではなく、
顔の見える関係で結んでいこう、というこのイベントコンセプトに
すごく共感するからです、はい。
みんなも経験あると思うけど、ただおいしい料理をだすお店よりも
知り合いがやっているお店の方が居心地がよくっておいしく感じたりする、
ってあるでしょう。
そういう顔が見える関係って当然の事だけれども、心地いい関係なんだと思う。

以前大阪から四国、九州を通って屋久島、種子島まで旅行したときに感じたのは
わんさか現れる土地土地の多様性。
これでもかこれでもかと息つく暇も無く楽しませてくれた。
地方と呼ばれる土地の色の多さと濃さに圧倒されっぱなしだった。
一方で、恐ろしく疲弊しだしているのも感じられた。
そのコントラストがすごく印象に残っている。
俺は多様性こそ健全さだと思っているので、今回のノボリトアートプロジェクトに
参加させてもらえるのは、そのための一助になるのではないかと思い
盛り上がっている訳です。
単純にこういう撮影は好きだしね。

で、人と町をつなぐのが5人のアーティスト。
それぞれ違ったジャンルからの参加なのも面白いし、箱にこもらず
外で、もしくは移動しながらのパフォーマンスとなるのも
何が起こるかわからず楽しみです。
そして町の小学生とのコラボレーション。
なんか納得しちゃったり、笑っちゃったり、感動したり。
もう予想つかないのもあるので、反応というより反射で写真撮っていきたいと
思ってます。

ということで、みんな時間つくって行きましょう!

http://nmap2008.exblog.jp/


(上の写真は去年のノボリトアートストリートのときのもの。
100kまでしかアップできないのでこのサイズだとけっこう荒れちゃってます。
でもこのぐらいで載せたかった。)

秋野豊メモリアルコンサート
みなさん、秋野豊さんという人を知っていますか?
1998年、国連タジキスタン監視団に参加するも現地で襲撃に遭い殉職してしまった方です。
そしてタジキスタンに赴任する前は筑波大学の、俺がいた学部の先生でした。

俺自身は先生の授業を直接受けたことはありません。
でも、間接的にはもうずいぶん知っているような気がしています。
行動派の学者として知られていた秋野さんに影響を受けた学部の先輩たちに沢山会い、
俺もまた、彼らから沢山の刺激をもらったからです。
秋野さんを慕う人たちに会うたびに、彼らの後ろに話したこともない秋野さんの
姿が見えます。それは少し不思議な気分で、秋野さんのことを知れば知るほど興味を持ち
感心し、刺激をもらうのに、秋野さん自身にはもう会えないことに気がついてしまうからです。
まわりの部分はどんどん厚みを増し、存在感を増していくのに、どれだけ待ってもその中心にはたどりつけない。
会うことは出来ない。とても残念に思います。
しかし秋野さんに教えを受けた人たちがこうして、秋野さんを直接知らない世代にまで
刺激を与え続けているということは、まぎれもない事実です。

秋野さんに教えを受けた一人、学部の先輩であり、ボストンを中心に活躍するジャズ・ボーカルグループ「syncopation」の
メンバーである阿部さんが、秋野さんが亡くなって10年目にあたる今年、追悼コンサートをやろうと動き出しました。
最初は本当にできるのかどうかもわからなかったメモリアルコンサートが、
様々な分野で活躍する卒業生や先生方、様々な人の協力でひとつのかたちになりつつあります。
7月19日(土)に開催されるこのコンサートは、本コンサートのために特別編成された
プロの演奏家たちによって構成されるオーケストラによって演奏されます。
秋野さんの生き方や考え方に共感する様々な人たちの思いがこのコンサートの原動力となって
いることを考えると、このコンサート自体も秋野さんの生み出したもののように思えてきます。
秋野豊という人の平和への思い、人への思いを多くの人と共有し、今一度考えてみる機会に
なればいいと思います。

これを読んでいる人たちも興味があればぜひ参加下さい。
もちろん俺も行きます。たぶん写真撮ってます。
場所は茨城県つくば市なので少し遠く感じるかもしれないけど、今や秋葉原から45分です。

秋野豊メモリアルコンサートweb site
http://www.akinomemorial.com

阿部さん web site
http://www.crazyharmony.com


最後にコピーライターとしても高い能力を発揮したであろう秋野さんの言葉から。

 脅かされず 踊らされず 踊る
 交わって 味わって 群れず
 動じず しびれて 死なず


寿町のこと
東京・山谷、大阪・釜ヶ崎、横浜・寿町。
日本の三大寄せ場と言われていたらしい。ということを最近知った。
友人と飲んで、ノリで横浜へ流れて、翌日別の友人が働く寿町のゲストハウスに
顔を出したのがきっかけだった。
「寄せ場」「ドヤ街」そんな言葉は本の中でしか聞いたことがなかったのに、
横浜のゲストハウスで、突然現実の世界として目の前に現れた。
80年代頃まで日雇い労働者の町として栄えていた寿町も、産業構造の変化とか
なんとかいろんな理由があるんだろうけど、
その後は仕事を失った高齢者が多く住む町に変化して行ったんだそうだ。
そうして変化を余儀なくされたそれぞれの寄せ場は、同じ方向に向かう。
安宿街になり、バックパッカーを迎える町になった。
「宿」→「YADO」→「どや」と言われる簡易宿泊施設を多く備える町の特徴を
生かそうとすれば、自然とその方向に向かうのだろう。
それを知ったとたん、遠かった寿町が急に身近になった。
「安宿街」なんとも甘く切ない響き。(すごく個人的にね)
インドでもパキスタンでもイランでもどこでも、まずはそこを目指して歩いてきた。
遥かに離れた遠くだと思ってた場所がぐるっと回って、今いる場所だと気がついた感じ。
突然、寿町が他人事じゃなくなってきた。
俺はこの場所にずいぶんと世話になっている。

様々な問題があるようだ。
衣食住の基本的なこともそうだし、行政の援助のあり方、援助ればいいのかという疑問。
自立できるシステム作り。俺にはまだよく見えない色々。
俺なんかがどうこう言えることではないけど、果てしない道のりだと想像がつく。
きっと根本的には解決しない。
寿町という単位で解決しても、他の部分では似た問題がおこるんだろう。
でもきっと全世界的完全解決が出来なければ意味がない、わけじゃなく
昨日より今日が少し良くなっていれば大きな意味がある。
all or nothing式の二元論じゃなく、真ん中あたりのもやもやとしたところが大事だと思う。

とにかくまたあのゲストハウスに顔出して、一緒に飲みたいなと思う。
こういう話ってすぐ写真に結びつけがちだけど、今回はじっくり腰据えてゆっくり
関わって行きたいです。別に写真どうこうではなく、ね。





exhibition info
最近ぼちぼちと行ってきたexhibitionを。
みんなもヒマなら行ってみましょう。

畠山 直哉 「Ciel Tombe」
http://www.takaishiigallery.com/exhibition/2008/05_Ciel_Tombe/japanese.html
すごくよかったです。
写真撮影技術ももちろんうまくて、すごくキレイに撮ってあるんだけれど
それと同時にコンセプトの建て方と見せ方がうまいなーと感じました。
一枚の写真としても完成されてて見ていて気持ちがいいし、
写真の背景を知らなくても、何度も同じような写真を見ているうちに
知らず知らずのうちに哲学者になっちゃいそうな力があります。
写真そのものよりも撮影方法や撮影プロセスが面白い写真ってのも最近は多くて、
そういうのってあまり俺の好みではないのですが、
その両者を満たしているような畠山さんの写真はやはりすごく好きです。
また腹八分目的に見せすぎない感じがうまい。
ギャラリーもすごくメルボルンにありそうな感じでいいよ。
ただあまりオープンじゃない雰囲気があり、やや入りづらいかも。
ってか見つけにくい。

Wolfgang Tillmans 「Lichter」
http://www.wako-art.jp/top.php
tillmansの写真はすごく好きなんだけど、これはもうついて行けないです。
あーやっぱ写真家以前に芸術家なんだなあ、と思ってしまった。
そういう分け方が意味あるかどうかはおいておいて、あえて分けるとしたら
やはり写真家と呼ばれる人たちは、被写体がどんなものなのかを
一生懸命伝えようとしてしまう人たちなんだろうなあと思う。
対して芸術家は、被写体を使ってより抽象的な何かを伝えようとする人たち。
よく言われる写真的分け方を使えば、前者が「窓」で、後者が「鏡」。
なのかなあと思った写真展でした。

M.HASUI 「Peace Land」
http://www.spiral.co.jp/event/index.html
これはもう終わっちゃったんだけど、表参道のspiralでやってました。
すごくきれいなパノラマ写真の写真展。
うまい!きれい!かっこいい!
ただ俺にはちょっと物足りなかったです。もう少し現実世界とのリンクが欲しかった
気がします。あまりにキレイで現実感がなさすぎたのでしょうか。
ただspiralでやる姿勢はすごくいいと思う。
taka ishii galleryとかだと業界的評価は高いのだろうけど、関心の強い人or業界関係者
しか来ないと思う。spiralであれば全く関心のなかった人にも見てもらえる。
素晴らしいと思います。かっこいいっす。
気づいたのだけれど、俺は海の写真より陸の写真の方が好きなようだ。
海なし県出身だからだろうか?
ちなみにビルの中にあるspiral recordのセレクションはむっちゃいいです。
大学時代から東京来たら寄ってます。

以下、これから行きたい展示。
森山大道「レトロスペクティブ」
http://www.syabi.com/details/daido.html

シャネル「mobile art」
http://www.chanel-mobileart.com/

エイリアン展
http://www.miraikan.jst.go.jp/j/sp/aliens/index.html

斎門富士男「地図のない旅」
http://www.artphoto-site.com/gallery_exhibition.html

そろそろ夏の島旅も考えないと。
mo'better sights.
みなさま

blogを新しく設置しました。
それがこれ。
mo'better sights.
スパイク・リーの「mo'better blues」のパクリです。
sightsって言葉だけれども、これは風景とかではなく、
「概念の視覚化」ということをイメージしてつけてみました。
よりよい、より面白い世界の見方を手に入れたい!ってなことです。

ぼんやりと頭の中にあるものを言語化して、さらに視覚化すること。
なのでこのblogでは、今までさぼってきた「言葉に関する能力」をもっと使って行きたいなあ
と思ってます。
なのであんまり写真は載らないかも。
あんまり言い過ぎると後で困りそうなので、この辺で。
日々の泡のような感想文も書き込んで行くつもりです、はい。

なにはともあれ。
今後ともよろしくお願いします。

Copyright (C) 2004-2010 lolipop Some Rights Reserved.

Powered by ロリポブログ